衆議院議員の筒井信隆氏(65)が24年前に出版した著書「バイオマス文明構想」(日本評論社)が、1冊約5300円の売値でネット上に出回っている。四半世紀が経過した今日でも通用する内容で、環境問題を先取りした著書への評価が高まっている。
1986年に出版した「バイオマス文明構想」
同書は筒井氏が日本社会党代議士の木島喜兵衛氏の後継を打診されて上越市に移住し、初めて衆議院総選挙に出馬する1986年に出版した。21世紀は大転換の時代とし、「資源使い捨て型産業」から「資源循環型産業」へ、「巨大集権都市」から「自立し連帯する田園都市」へ、「官僚的中央集権政府」から「自主管理地方政府」へと、目指すべき新しい日本の在り方を書いている。現在の環境問題の先駆け的な内容であり、当時はかなり売れたようだ。
著者自ら買い取りも
だが、初版後は一度も増刷されなかったことから、筒井氏の事務所も著書の在庫が尽きた。2003年12月には自ら発行しているメールマガジンで「この本を原価で買い取らせて下さい」という文書を掲載した。著者が自らの著作を原価(980円)で買い取るという珍事として、ちまたの話題になった。ネクスト農水大臣として入閣の期待もあった昨年は、実際に当時著書を買ったと想われる人と交渉するなど、本格的に著書集めを行った。
上越事務所の中谷裕一秘書によれば「(筒井氏は)2000円出しても欲しいと。地元の方で当時2、3冊買った方もいたし、無理して買った人もいたので、なんとか集めることができた」と話す。
石破農水大臣が賞賛
同書は石破茂農水大臣にも贈呈され、筒井氏は昨年4月19日にやすえこどもの家で開かれた「つつい信隆と語る会」の席上、大臣に賞賛されたことを報告している。また、筒井氏は昨年3月に上越市頸城区の下五貫野企業団地内にあるバイオマス工場を視察し、地域で発生するバイオマス資源を循環利用する模様を見て「地元でバイオマス構想が実現し広がっていることは感慨深いものがある」と自らのブログで述べている。
アマゾンマーケットプレイスで高値の出品
高値が付いたのはネット上で中古品が売買できるアマゾンジャパンのマーケットプレイス。2010年1月22日現在、3点が出品されている。図書館の除籍本商品である1点を除き、美品である残りの2点は5344円、5345円(いずれも送料別)の高値を付けている。なお、「日本の古本屋」「イーブックオフ」など、中古本を販売するインターネット書店を調べたところ、1冊もなかった。

記事更新のほか、火災、災害などの緊急情報も配信します。希望者はQRコードを読み取り空メールするか、
[...] ビデオでも見れる ■ニュースが速い! まず、そのニュース掲載の素早さだろう。例えば最近の「萩尾みどり氏講演」の様子は、講演の2時間後にビデオとともに掲載されている。ビデオはiPhoneで撮影され、その場でYouTubeに投稿されているそうだ。このスピード感はTV局でもかなわないだろう。まして、ローカルで小さなニュースともなればTVでは放映されないのが普通だ。 またTwitterも併用しているので、今後選挙速報などはこのサイトでほぼリアルタイムにチェック出来るようになるかもしれない。 ■内容が多岐にわたっている 一般の新聞やTVでは取り上げられる事の無いような「小さな声」「小さな事実」に目を向けているのが、実に新鮮だ。 「筒井代議士の24年前の本が5300円!?」のような記事はどこも書かないだろう。大手新聞のもっともらしいが、ありきたりな社説なんかと違い、記者のダイレクトな目や心情がそのまま書かれているのが興味深い。 そして、記事の一つ一つに記者の名前が明記されているのも立派だ。 ■ビデオでも見れる これこそ新聞には出来ない技であり、画像の精密さよりもスピードを重視したYouTubeを併用するネット新聞ならではの魅力といえる。「取材」という完全装備のために失われるリアル感を「iPhone」という小さな道具で獲得したというのが「今」の時代を感じさせる。 記者がさらに増えて、多くの「目」「耳」がとらえたNEWSで埋まるようになった時、このサイトはきっと大きなイノベーションをもたらしてくれることだろう。 [...]